借金など

Aとついにお別れの時がやってきたのかもしれない。
出会いからどれくらい経過したのか、もうよく思い出せない。
飲み会で正面の席に座ったのが彼女だった。飲み会にきていた
人たちの中で1番顔がキレイでスタイルのいい娘だった。
ああこんな娘と付き合えたらなぁ、みたいな。
でもそれって最初だけ。なんかすごく切ないというか虚無感が
とめどなく流れるカンジかな。別個の人格ゆえ当然っちゃ当然
なんだが、合わないというか。育った環境がまるで違うし、
いちいち色々とむかつく女にAはなっていった。もちろん、
俺がどうしようもない人間であり続けたのは変わらない。

そんなこんなで数日前会いにきたが、全くモチベーションも
上がらなかったり、いろんなことを疑問に感じた。
はっきりいってもう気持ちはない。借金があるだけだ。
付き合い始めた当初、ああ、こんな俺だけどこんないい娘が
好きと言ってくれるなんて・・とか考えたもんだが、それは
微塵もない。ただただ時間が流れた。
俺は自分にしか興味が持てず、ちょうど彼女に出あったのと
同じ時期に同じ大学OGに知り合い、色々あったがその娘が消えてから
もう半年以上経過し、なおかつAにはなにも言っておらず
さらに時間は経過して、俺はただ齢を重ねたが、何も変わって
いない。

しばらく完全に孤独になり何かを考えるべきだろう。

やることはやまほどあるし、どうあってもとりあえず
生きていかなければならないことだけは間違いないようだ。
思い描いていた人生といくらかけ離れていても、死にたい
くらいにきついと言い切れるまでこの人生は続く。